きっかけは娘とズボラな私〜「wellme」開発までのお話vol.3

こんにちは、follg.の渋谷です。

ブログを読んでくださり、コメントやメッセージをいただいた皆さん、本当にありがとうございます。めっちゃ励みになってます!

前回は、私が「娘の生理にもっと選べる自由を」と考えるようになった話をしました。今回はその「選択肢」について、もう少し深くお話ししていきたいと思います。

ママとして考えた選択肢

娘の日常に生理が組み込まれるにあたって、私が最初に感じたのは「とにかく快適に過ごしてほしい」ということでした。自分の経験から、親が置いているナプキン一択でずっと過ごすのは本当にもったいない。蒸れたり、肌荒れしたり、動きにくさを感じたりと、自分のライフスタイルに合わない不快な思い出がたくさんあります。

でも、私が小学生のころ、他にどんな選択肢があるのかなんて、まったく知らなかったんですよね。母が用意してくれたものを使う。でも今は、ナプキン以外にもさまざまな生理用品があります。タンポン、月経カップ、生理用ショーツ…それに、それぞれのプロダクトもどんどん進化していて、快適さを追求したものが増えています。

なぜ娘には選ばせたいのか

「ナプキンだけじゃない」ということを、娘にはしっかり伝えたいと思った理由は、選択肢が多いことが、心の自由にもつながると思ったからです。生理中の体の状態は一人ひとり違いますし、日によっても違います。

例えばこれを伝えながら、「私は優しい肌触りが好きだからこれが好きなんだけど、娘ちゃんはどんなのがいいとかある?」「パッケージが可愛いね」「こんなに薄いものもあるんだね。どっちが好き?」その時々の自分に合ったものを選んでいいことやこうゆう話はママにしていいんだと伝わること、お互いの安心感や自信につながるのではないかと感じたんです。

たとえば、運動がある日や外出の予定がある日はシンクロフィットを使ってみるとか、リラックスしたい日は生理用ショーツで快適に過ごすとか。その日の気分や体調に合わせて選ぶことで、娘が自分の体と向き合い、自分を大切にするきっかけになるかもしれない、と思ったんです。

私も生理を迎えてからの不安や戸惑いがありました。そして娘に、同じような不安を感じさせたくないと思いました。親子で話したことなど環境が当たり前になっていく。だからこそ、対話を当たり前にしたい。できる限り多くの選択肢を知ってもらい、自分に合ったものを見つけてほしいというのが、私の一番の願いでした。

ママが提供するということ

とはいえ、娘の生理用品を用意するのは保護者です。そう考えた時に選択肢を増やしたい!といいつつ渡しやすいものとそうでないものがあると考えました。

私は「性教育とか無理〜話せな〜い」性教育をしたいけどできないママでしたから。

タンポンとか月経カップ、ディスクは抵抗あるなと実際のところ感じていました。使い方の説明しなければならないことや膣の中に挿入して使うこと自体を含めて抵抗があったのだと思います。

他にも布ナプキンは綺麗に洗わないといけません。自分のは洗って漂白してとやっていますが、「 使う理由 > 洗うの面倒 」な時に使っている状態のなので、娘の私が洗うのは面倒ですし、娘がそんな丁寧に扱うかといえば不安しかない。経血が残っていたり、生乾きだったりで雑菌対策まで考えると子どもには扱いにくにのではないかなというのが私の意見でした。

私自身が使ったことがある生理用品を改めて見た時に、吸収ショーツなら小中学生の選択肢になれるかもしれないと考えるようになりました。

次回は、そんな思いから生まれた「wellme」のプロダクトについて、吸収ショーツを作ることになった経緯を少し書きたいと思います。娘のため、そして同じようなママたちのために、私が一歩を踏み出すきっかけとなった瞬間をお届けします!

続く•••